概要
要素数が偶数である数の(多重)集合が与えられる。要素数を N として、この集合を N / 2 個のペアに分割する(一つの数は丁度一つのペアに属する)。ここで、負の整数 X が与えられ、ペアの積は X 以上になっているようにしたい。そのようなペアは最大いくつ作ることができるか?
解法
X の制約から、負×負と非負×非負は共に valid となるので、負数の数が偶数であれば N / 2 個の valid なペアを作ることができます。そうでないとき、一つだけ負×非負のペアを作る必要があります。このとき、このペアの絶対値はできるだけ小さい方が良いので、それぞれ絶対値が最も小さいものを選ぶのが最適となります。残った数は偶数個の負数と偶数個の非負数なので、問題無く valid なペアを作ることができます。このような選び方をしたとき、それが valid なペアならば N / 2 個の valid なペアを作ることができ、そうでないならば N / 2 - 1 個しか作ることができません。
コード
typedef long long LL; typedef vector<int> VI; #define REP( i, m, n ) for ( int i = (int)( m ); i < (int)( n ); ++i ) #define FOR( v, c ) for ( auto &v : c ) #define ALL( c ) (c).begin(), (c).end() #define PB( n ) push_back( n ) class SplitIntoPairs { public: int makepairs( vector <int> A, int X ) { const int N = A.size(); VI nega, nature; FOR( a, A ) { ( a < 0 ? nega : nature ).PB( a ); } sort( ALL( nega ), greater<int>() ); sort( ALL( nature ) ); return N / 2 - ( nega.size() % 2 && (LL)nega[0] * nature[0] < X ); } };